黙示録の四騎士のキオンの正体は?死亡説とジェイドとの関係を解説

『黙示録の四騎士』のキオンを検索すると、候補に「死亡」「うざい」「裏切り者」が並びます。トリスタン隊の一員として出てきたキャラなのに、ずいぶん物騒な言葉ばかりが付いてまわるんですよね。
実際、キオンの言動は初見だとかなり引っかかります。トリスタンへの入れ込み方は明らかに度を超えていますし、笑顔のまま急に温度が下がる瞬間もある。悪役に見えても不思議はないかなと思います。
ただ、彼が何者で、どこから来て、誰を失ったのかを順番にたどると、あの態度がどこから来ているのかは意外なほどはっきりします。そして「死亡」という検索候補のほうも、ある人物と取り違えられている可能性が高いんですね。
この記事では、キオンの素性と生い立ちを整理したうえで、死亡説がどこから生まれたのかを公式情報と照らして分けていきます。原作の話数とアニメの話数も、混ぜずに並べますね。

- キオンがトリスタン隊でどんな立場のキャラなのか
- キオンの正体と、トリスタンとの血のつながり
- キオン死亡説がどこまで確認できて、どこから噂なのか
- うざい・裏切り者と言われる理由が何に由来するのか
黙示録の四騎士のキオンとは何者か
まずは「キオンがどの立場のキャラなのか」を先に固めておきます。所属と魔力の2点が分かると、後半の死亡説の話はぐっと読みやすくなりますよ。
キオンはトリスタン隊に所属する聖騎士

キオンは、リオネス王国の王子トリスタンが率いるトリスタン隊の聖騎士です。イゾルデ、ジェイドと並ぶ3人組の1人として、アニメ公式サイトのキャスト発表で紹介されました。
公式のキャラクター紹介文は「冷静沈着だが内面にはらんだ狂気が顔を出すことも!?」。狂気という言葉を、公式が自分から使っているわけですね。ここ、けっこう大事なところだと思っています。
演じるのは斉藤壮馬さん。少年時代の声は松田利冴さんが担当しています。斉藤さんのコメントでは「個性豊かなトリスタン隊の面々の中でも、とりわけトリスタン愛の強いキオン」と紹介されました。
つまり敵として登場したキャラではありません。最初からトリスタン側の人間で、しかもトリスタンへの思いがいちばん強い人物として送り出されている。ここを取り違えると、以降の言動が全部あべこべに見えてしまうんですね。
| 項目 | キオン | ジェイド | イゾルデ |
|---|---|---|---|
| 所属 | トリスタン隊 | トリスタン隊 | トリスタン隊 |
| 年齢 | 16歳→18歳 | 16歳 | 16歳→18歳 |
| 魔力 | 精霊召喚 | 白黒 | 熱愛 |
| 声優 | 斉藤壮馬 | 仲村宗悟 | 種﨑敦美 |
| 公式の紹介文 | 冷静沈着だが内面にはらんだ狂気が顔を出すことも!? | トリスタン隊の良識派 | トリスタンへの愛を魔力に変換して戦う |
年齢が2つ書いてあるのは、物語が第1部と第2部のあいだで2年ほど飛ぶためですね。紹介文はアニメ公式の追加キャスト発表から引いています(2026年8月31日確認)。
魔力は精霊召喚で戦い方が読みにくい

キオンの魔力は〈精霊召喚(サモン・エレメンタル)〉。名前のとおり精霊を呼び出して戦うタイプで、剣で正面から殴り合う手合いではありません。
この魔力がやっかいなのは、本人の腕力だけでは強さが決まらないところですね。呼び出すものによって射程も性質も変わるので、読んでいて「次に何が出てくるのか」が読みにくい。
おとなしい搦め手かというと、そうでもありません。剣闘祭では「百舌の早贄」と呼ばれる技で相手の体を貫く場面もある。冷静沈着という紹介文から想像するよりずっと攻撃的なんですね。
一方で、言葉を発しなければ使えないという弱点も抱えています。ウォルナックでの戦いでは、まさにそこを突かれて魔力を出せなかったと読者の間では受け止められている場面があるんですよ。そしてこの一戦が、のちのキオンを決定づけることになります。
キオンの正体は誰の子どもなのか
ここからが「正体」で検索してきた人の本題ですね。キオンの親が誰なのかは、前作『七つの大罪』を知っているほど腑に落ちる作りになっています。
原作ではギルサンダーの息子とされる

キオンは、原作ではギルサンダーの息子として描かれています。前作『七つの大罪』でリオネス王国の聖騎士だった、あのギルサンダーですね。
母親については、同じく前作に登場したマーガレットとされています。ギルサンダーとマーガレットのあいだに生まれた子が、いまトリスタンの隣に立っている。前作を読んでいた人ほど感慨深い配置じゃないでしょうか。
ただし、この血縁が公式のキャラクタープロフィールとして単独で公開されているわけではありません。作中の描写から読み取れる設定なので、この記事では「原作ではそう描かれている」という書き方にしています。
親の代が誰かという話は、この作品の名前づけとも地続きです。四騎士やトリスタンの名前がどこから来ているのかは、元ネタになった聖書とアーサー王伝説の側から見ると整理しやすくなりますね。
トリスタンとは従兄弟にあたる血縁

ここで効いてくるのが、母マーガレットの立ち位置です。マーガレットは、トリスタンの母エリザベスの姉にあたる人物なんですね。
つまりキオンとトリスタンは従兄弟同士ということになります。上官と部下という関係の下に、もともと血のつながりがあったわけです。あの距離の近さには一応の下地があると考えていいでしょう。
もっとも、作中で「従兄弟です」と説明される場面があるわけではありません。両親の設定と前作の王家の関係を足し算して出てくる関係なので、断定するには材料が2段必要になります。
三歳と九歳で二度さらわれた過去

キオンの人格を語るうえで外せないのが、特別番外編「キオンの受難」です。マガポケで2023年6月7日に公開された1話で、本編の話数とは別枠の読み切りですね。
ここで描かれるのが、キオンが3歳のときに魔術師ビビアンにさらわれた事件。13年前の出来事として語られます。
誘拐は一度では終わりません。9歳ごろに自力で逃げ出したキオンは、森でジェイドとイゾルデに出会います。先に知り合っていた2人に、あとからキオンが加わる形なんですね。
ところがビビアンは、再びキオンを連れ去ります。助けに入ったジェイドとイゾルデもろとも、3人そろって命を落としかけた。この二度目が、キオンという人物の分岐点になります。
番外編は単発の読み切りなので、本編だけ追っていると素通りしやすい話ですね。通しで読み直すなら、黙示録の四騎士の電子版一覧で自分が止まっている巻を確かめておくと戻りやすいですよ。
トリスタンへの忠誠が生まれた瞬間

3人が死にかけたその場に現れたのが、トリスタンでした。彼が助けに入ったことで、キオンは生き延びます。
この一件こそが、キオンのトリスタンへの忠誠の原点です。ビビアンに縛られていた子どもが、初めて外から手を伸ばされた瞬間だったわけですね。
だからキオンにとってトリスタンは、上官でも従兄弟でもなく「自分を連れ戻してくれた人」なんだと思います。あの入れ込み方を恋愛感情として読む声もありますが、公式の表現は「トリスタン愛」「慕う」までで、そこから先までは書かれていません。
ちなみにキオンは、自力で逃げるために修行を重ねて魔力を開花させたとも描かれます。ただ助けを待っていた子どもではなかったんですね。ここもキオンの気質を示す部分でしょう。
読者の間では、第179話の回想をめぐって「ジェイドやイゾルデがトリスタンを慕う理由との一貫性はどうなるのか」という声も上がっています。トリスタン隊の結成そのものを、もう少し見せてほしいという受け止めですね。
キオンの死亡説はどこまで本当か
ここが検索の最大の山ですね。公式に確認できることと、噂として広がっていることを分けて並べます。原作の話数とアニメの話数も、ここで一度そろえておきますね。
死亡を裏づける公式情報は確認できない

先に答えを出しておきます。キオンが死亡したことを示す公式情報は、2026年8月時点で確認できません。出版社の発表にも、アニメ公式のアナウンスにも、そうした記述はないんですね。
逆に、生存を示す公式情報のほうははっきりあります。講談社が公開している単行本第20巻の内容紹介に、こう書かれているんですよ。
「〈四凶〉緑の騎士主催の剣闘祭に参戦した彼らは全員16強に勝ち残り、イゾルデとキオンと再会。」
第20巻は2025年2月17日の発売。出版社自身が「キオンと再会」と書いているわけですから、この時点での生存はまず動きません。
ただ、ここで1つだけ線を引いておきますね。原作は第250話まで進んでいますが、この記事で生存を直接確認できた基準は第179話までです。「最新話でも生きている」とまでは書けません。
| 媒体 | 2026年8月31日時点の進行 | キオンについて確認できること |
|---|---|---|
| 原作・連載(マガポケ) | 第250話「カオス・ランスロット」2026年8月26日 | 第178話・第179話にキオンの名前が入った話数がある |
| 原作・単行本 | 第27巻(2026年7月16日発売) | 第20巻の公式紹介文に「イゾルデとキオンと再会」 |
| TVアニメ Season 1 | 第1〜24話 | トリスタン隊としての登場 |
| TVアニメ Season 2 | 第25〜36話 | ウォルナックでの戦いを含む範囲 |
| 特別番外編 | 「キオンの受難」2023年6月7日公開 | 幼少期の事件。本編の話数とは別枠 |
原作の「第179話」とアニメの話数は、まったくの別物です。アニメは公式サイトの掲載で第36話まで。数字が近いところで混ざりやすいので、分けて見てくださいね。
死亡説が生まれた二つのきっかけ

では、なぜ「キオン 死亡」が検索候補に出てくるのか。理由は2つあるとみています。
1つ目はトリスタン隊から実際に死者が出ていること。ウォルナックでの戦いで、隊の1人が命を落としています。「トリスタン隊の誰かが死んだ」という記憶だけが残ると、3人のうち誰だったかは曖昧になりやすいんですよね。
2つ目が剣闘祭でのキオンの敗北です。原作第178話のサブタイトルは、そのものずばり「タントリスvs.キオン」。キオンは魔神化したトリスタンと戦い、そして負けます。
この試合、キオンの技がタントリスの体を貫くところまでは行くんですね。ところがタントリスは魔神の力を解放して傷を修復し、本気に切り替えてしまう。キオンは左目に傷を負って敗れました。
ただ、これはあくまで剣闘祭という大会の1試合。翌週の第179話はサブタイトルが「トリスタンとキオン」で、そこから物語がちゃんと続いています。負けた=死んだ、ではないわけですね。
ジェイドの最期とキオンが背負ったもの

ウォルナックで命を落としたのは、ジェイドです。マクダフの攻撃からイゾルデをかばい、身代わりになる形で倒れました。
ジェイドはアニメ公式サイトで「トリスタン隊の良識派」と紹介されたキャラですね。演じた仲村宗悟さんも「トリスタン隊の常識人」「トリスタンをとても慕っていて忠義を尽くす男」とコメントしています。
原作でこのあたりに当たるのが第97話から第100話。サブタイトルが「鳴り止まぬ鎮魂歌」「おとずれる死」「言えなかった言葉」「追想の炎」と並びます。アニメで見るなら第2期の第30話前後ですね。
キオンとジェイドは、9歳ごろからの付き合いでした。森で出会って以来、同じ隊で並んで戦ってきた相手です。
そのジェイドを目の前で失って、キオンは逃げるマクダフを追いました。原作では、キオンが〈死鳥葬〉と呼ばれる技でマクダフを討ったと描かれます。
読者の間では、この場面のキオンを「人前で本心を出せず、こらえていた」と読む声が目立ちますね。怒りだけで動いたわけではない、という受け止めです。ここを押さえておくと、以降のキオンの言動はだいぶ違って見えてくると思いますよ。
キオンが嫌いと言われる理由と読み方
最後に、キオンの評価が割れる理由と、原作のどこを読めば自分の目で確かめられるのかをまとめておきますね。
うざい・裏切り者と言われる理由

キオンは「うざい」「嫌い」「裏切り者」といった言葉と一緒に検索されがちなキャラです。実際、その3つを主題にした解説記事が上位に並んでいます。
いちばん大きいのは、やはりトリスタンへの入れ込み方でしょうね。上官への忠誠という枠を明らかに超えていて、初見だと引く人はいると思います。
そこに公式紹介文の「冷静沈着だが内面にはらんだ狂気が顔を出すことも!?」が重なる。狂気という単語を先に置いたのは公式のほうなので、読者が勝手に悪く読んでいるわけでもないんですね。
裏切り者説のほうは、味方陣営にいながら行動原理が読みにくいところから来ているのかなと思います。トリスタンのためなら周りをどう扱うか分からない、という不安ですね。
ただ、ここまで見てきた生い立ちを重ねると、印象はかなり変わるはずです。3歳でさらわれ、9歳でまた連れ去られ、そのたびに助けが間に合わなかった子ども。ようやく現れた1人に全部を預けている、という見方もできます。
執着の強さは、失った回数の裏返しとも読めるんですよね。そう考えると、キオンを敵か味方かの二択で決めるより、誰に対する行動なのかで見たほうが筋が通るかなと思います。
キオンの見せ場を追える巻数の目安

ここまでの話を自分の目で確かめたいなら、追うべき場所は3か所に絞れます。幼少期、ウォルナック、そして剣闘祭ですね。
| 確かめたい場面 | どこで読めるか | 時期 | 何が分かるか |
|---|---|---|---|
| 幼少期の事件 | 特別番外編「キオンの受難」 | 2023年6月7日公開 | ビビアンによる二度の誘拐、ジェイド・イゾルデとの出会い |
| ジェイドの最期 | 原作第97〜100話/アニメ第2期 | アニメは第30話前後 | マクダフ戦とトリスタン隊の喪失 |
| 剣闘祭での再会 | 単行本第20巻 | 2025年2月17日発売 | 公式紹介文の「イゾルデとキオンと再会」 |
| タントリスとの一戦 | 原作第178話・第179話 | 2025年1月29日・2月5日公開 | キオンの敗北と、忠誠の原点になった回想 |
いちばん手っ取り早いのは、単行本第20巻から入る方法かなと思います。公式の紹介文に「イゾルデとキオンと再会」と書かれている巻なので、死亡説をその場で潰せるんですよね。
そこから第178話・第179話まで進めば、剣闘祭での敗北と、忠誠の原点になった回想までひととおり見られます。黙示録の四騎士の既刊一覧で止まっている巻を確かめてから、20巻前後に狙いを定めるのが早いでしょうね。
ジェイドの一件を確かめたいなら、原作第97話から第100話。アニメで見るなら第2期の第30話前後になります。原作とアニメで話数がまるごと違うので、そこだけ気をつけてください。
2026年8月時点の最新刊は第27巻で、発売日は2026年7月16日。第28巻は2026年9月16日の発売予定として、講談社の作品ページに掲載されています。
その第28巻の紹介文には「激突! 〈黙示録の四騎士〉 vs. 〈聖杯の騎士〉!!」とあります。キオンたちの次の世代にあたる5人組ですね。血縁の話が好きな人は、聖杯の騎士とガラハドの正体のほうも並べて読むと系図がつながると思いますよ。
まとめ買いで一気に行くなら、既刊27巻をそろえる購入ページから抜けている巻だけ拾う形が無駄がないですね。9月16日の第28巻に間に合わせたいなら、逆算しておくと安心です。
物語全体の行き先が気になる人なら、ラスボス候補とキャスの正体のほうも見ておくと、キオンたちが何と戦っているのかの輪郭がつかめるはずです。
なお配信状況や価格は変わることがあるので、最新の情報は各サービスの公式ページで確かめてくださいね。
キオンについてよくある質問

Q1. キオンは死亡しますか?
A. 2026年8月時点で、キオンが死亡したことを示す公式情報は確認できません。むしろ講談社の第20巻の内容紹介には「イゾルデとキオンと再会」と書かれていて、この時点での生存ははっきりしています。
原作は第250話まで進んでいますが、この記事で直接確認できた基準は第179話までです。そこから先の状況は、原作を追って確かめてくださいね。
Q2. キオンの正体は誰の子どもですか?
A. 原作ではギルサンダーの息子として描かれます。母は前作『七つの大罪』にも登場したマーガレットとされていて、そこから考えるとトリスタンとは従兄弟にあたりますね。
ただし作中で「従兄弟」と説明される場面があるわけではありません。両親の設定と前作の王家の関係を足して導かれる関係になります。
Q3. キオンとジェイドはどういう関係ですか?
A. どちらもトリスタン隊の聖騎士で、9歳ごろからの付き合いです。特別番外編「キオンの受難」で、森でジェイドとイゾルデに出会う場面が描かれます。
ジェイドはウォルナックでの戦いでイゾルデをかばって命を落とし、その相手だったマクダフをキオンが討ちました。「キオンが死亡した」という話は、このジェイドの一件と混ざっている可能性が高いと思います。
Q4. キオンはアニメの何話から見られますか?
A. トリスタン隊としての登場はSeason 1の範囲からです。ウォルナックでの戦いはSeason 2に入ります。
アニメ公式サイトの掲載はSeason 1が第1〜24話、Season 2が第25〜36話まで。原作の話数とは数字がまったく違うので、混ぜないようにしてくださいね。
黙示録の四騎士のキオンの正体と死亡説まとめ

最後にもう一度、整理しておきますね。
キオンはトリスタン隊の聖騎士で、原作ではギルサンダーの息子として描かれます。母はマーガレットとされ、そこから考えるとトリスタンとは従兄弟にあたる関係ですね。
死亡説については、公式に確認できる情報がありません。むしろ講談社の第20巻の紹介文が「イゾルデとキオンと再会」と書いていて、生存のほうがはっきりしています。
噂が生まれた理由は、ウォルナックでのジェイドの死との取り違えと、剣闘祭でタントリスに敗れた場面。この2つだとみています。
うざい、裏切り者と言われる部分も、3歳と9歳で二度さらわれ、そのたびに助けが間に合わなかった過去を重ねると見え方が変わります。言動だけで敵か味方かを決めるより、誰に向けた行動なのかで見るほうが、キオンというキャラは読み解きやすいんじゃないでしょうか。
ここに書いた話数と巻数は2026年8月31日時点のもの。連載は続いているので、最新の状況は公式ページで確かめてくださいね。


