波うららかにめおと日和はどこで読める?漫画アプリ・ネタバレ解説

最近ドラマ化もされて話題の『波うららかに、めおと日和』、原作漫画を読んでみたいけれど、一体どこで読めるのか、最新刊は何巻までありますか、といった疑問をお持ちではないでしょうか。
この作品は、魅力的な登場人物たちが織りなす心温まるあらすじだけでなく、物語の背景にある戦争の影や、気になる結末のネタバレ、そして作品のみどころなど、知れば知るほど深く楽しめる要素が満載です。
さらに、pixivでのファン活動も盛り上がっており、その人気ぶりがうかがえます。
この記事では、そんな『波うららかに、めおと日和』を心ゆくまで楽しむために必要な情報を、分かりやすく網羅的に解説していきます。

- 『波うららかに、めおと日和』が読めるお得な電子書籍サービス
- 作品のあらすじや登場人物、みどころなどの基本情報
- 戦争やネタバレなど、物語を深く知るための考察
- ドラマ化やpixivでの人気など、作品の世界の広がり
波うららかにめおと日和はどこで読める?作品の基本情報
物語のあらすじ

本作は、昭和11年の春を舞台にした、心温まる夫婦の物語です。名家の令嬢である関谷なつ美は、父の勧めで帝国海軍中尉の江端瀧昌と結婚することになります。
しかし、結婚式当日に夫となる瀧昌は演習で不在という、前代未聞の“写真婚”から二人の生活は始まります。
世間知らずで純粋な妻なつ美と、無愛想で口下手ながらも心優しい夫の瀧昌。初夜の意味すら知らないなつ美と、どう接していいか分からない瀧昌は、家事の進め方から夫婦としての距離感まで、何もかもが手探りの状態です。
春には写真越しだった出会いから、夏には艦上見学、秋には里山での藁細工、そして冬には共に越す年末年始と、日本の美しい四季の移ろいの中で、二人は少しずつ、しかし確実に心を通わせていきます。
たどたどしい手紙の交換や、海軍妻の先輩からの助言を受けながら、なつ美は妻として成長し、瀧昌もまた、その不器用な優しさをなつ美に見せるようになっていくのです。
穏やかな日々が続くかと思われた矢先、昭和12年7月に盧溝橋事件が勃発。戦争の足音が、二人の日常に静かに、しかしはっきりと忍び寄ってきます。
夫の帰りを待ちわびるなつ美の不安と、海軍軍人としての夫の覚悟。時代の荒波に翻弄されながらも、互いを想い、支え合う二人の絆を描いた、静かで温かな愛の物語です。
作品のみどころを紹介

『波うららかに、めおと日和』の最大の魅力は、恋愛経験ゼロの二人が「交際0日」で結婚し、ゆっくりと愛を育んでいく過程で生まれる、数々の初々しい“胸キュン”シーンにあります。
なつ美の純真無垢な反応一つひとつに、読者は思わず頬を緩ませてしまいます。一方、瀧昌の無愛想な態度の裏に隠された、なつ美への深い愛情が垣間見える瞬間は、この上ない愛おしさを感じさせます。
また、昭和11年という時代背景が、物語に独特の奥行きと趣を与えています。スマートフォンやSNSはもちろんない時代、二人の主なコミュニケーション手段は「手紙」です。
返事を待つ間の切なさや、一通の手紙に込められた想いの深さが、現代の恋愛にはない、ゆったりとした時間の流れと感動を読者にもたらします。
食事の風景や家事の様子、和洋折衷の美しい衣装など、作中に描かれるディテールは、作者の西香はち先生による丁寧な時代考証に裏打ちされたものです。
これらの描写は、まるで戦前の日本の日常を覗き見ているかのような没入感を生み出し、読者を物語の世界へと深く引き込みます。
さらに、軍人という職業柄、瀧昌は演習や任務で家を空けることが多く、二人は「会えない時間」を多く過ごします。この物理的な距離が、かえって二人の精神的な絆を強くし、物語に深みを与えています。
盧溝橋事件勃発後は、戦争という大きな障壁が二人の前に立ちはだかり、ラブコメディの甘酸っぱさに、時代の緊張感が加わることで、他に類を見ない独特の読書体験が生まれるのです。
主要な登場人物たち

『波うららかに、めおと日和』の物語は、個性豊かで魅力的な登場人物たちによって彩られます。ここでは、物語の中心となるキャラクターたちを紹介します。
氏名 | 役割・特徴 |
江端 なつ美 | 本作のヒロイン。旧姓は関谷。純粋無垢で心優しい性格。夫となる瀧昌と写真婚で結婚し、手探りで新婚生活を始める。海軍の妻として健気に夫を支え、成長していく。 |
江端 瀧昌 | 帝国海軍中尉で、なつ美の夫。無口・無愛想・無表情と評されるが、実は誰よりもなつ美を想う優しい心の持ち主。仕事への責任感が非常に強い真面目な軍人。 |
柴原 郁子 | 瀧昌の上官の妻で、二人の仲人役。姉御肌で面倒見が良く、世間知らずなつ美にとって頼れる存在。海軍妻の先輩として様々な助言を与える。 |
柴原 邦光 | 郁子の夫で、帝国海軍中佐。瀧昌の亡き父とは同僚だった縁で、幼い瀧昌を引き取って育てた。厳格だが部下思いの上官。 |
深見 龍之介 | 瀧昌の同期で同僚の海軍士官。軽口を叩いて瀧昌をからかうのが好きだが、根は仲間思いの人情家。女性によくモテる。 |
瀬田 準太郎 | なつ美の幼馴染。現在はなつ美の父の秘書見習いとして働いている。幼い頃からなつ美に淡い恋心を抱いている。 |
芳森 芙美子 | 海軍士官の妻の会「花筏の会」会長の姪。タイピストとして働く自立した女性で、なつ美の親友となる。現代的な価値観を持つ。 |
話題になったドラマ版の情報

『波うららかに、めおと日和』は、2025年4月から6月にかけてフジテレビ系「木曜劇場」枠でテレビドラマ化され、大きな話題を呼びました。
主演は、なつ美役に芳根京子さん、瀧昌役に本田響矢さんが抜擢され、原作の持つ温かくもどかしい雰囲気を丁寧な演技で表現し、多くの視聴者の心を掴みました。
特に、初回放送時にはX(旧Twitter)で世界トレンド1位を獲得し、見逃し配信の再生回数も記録的な数字を達成するなど、社会現象ともいえるほどの人気を博しました。
ドラマ版の成功の要因の一つに、キャスティングの妙が挙げられます。プロデューサーが「なつ美に重なるところが多い」と語る芳根さんの透明感あふれる演技と、本田さんの「真面目でピュアな人柄」が瀧昌役に完璧に合致していました。
また、ドラマオリジナルの要素として、生瀬勝久さん演じる「活動弁士」が登場したことも特徴的です。活動弁士が昭和11年という時代背景を解説したり、登場人物の心情にツッコミを入れたりすることで、現代の視聴者が物語の世界に入り込みやすいよう工夫されていました。
視聴率は安定して高い水準を維持し、「見ているだけで癒やされる」「優しい時間が好き」といった感想が多く寄せられました。原作の持つ魅力を最大限に引き出しつつ、実写ならではの表現で新たなファン層を獲得した、メディアミックスの成功例といえるでしょう。
pixivでのファン活動

『波うららかに、めおと日和』の人気は、クリエイターが集うプラットフォーム「pixiv」にも広がっています。pixivでは、ファンによる二次創作のイラストや小説が投稿されており、作品への深い愛情が感じられます。
特筆すべきは、イラストよりも小説の投稿数が上回っている点です。これは、登場人物たちの繊細な心の動きや、言葉にされない感情の機微を、文章で表現したいと考えるファンが多いことを示唆しています。
瀧昌の不器用な優しさや、なつ美の健気な想いなど、原作で描かれる内面的な部分が、ファンの創作意欲を強く刺激しているようです。
投稿作品には、「レトロ」や「昭和」といったタグが付けられていることが多く、ファンもまた、この作品の持つ独特の時代感を大切にしていることがうかがえます。
2025年のドラマ化以降は、ドラマのキャストをイメージした作品や、ドラマから作品を知ったという新規ファンによる投稿も見られるようになりました。
原作ファンとドラマファンが交流し、小規模ながらも熱量の高い、温かなコミュニティが形成されています。作品の魅力を語り合ったり、新たな創作が生まれたりする場として、pixivは重要な役割を果たしているのです。
波うららかにめおと日和はどこで読める?連載情報
現在は何巻までありますか?

『波うららかに、めおと日和』は、2025年7月現在、既刊8巻まで発売されており、物語はまだ完結しておらず連載中です。
原作漫画は、講談社が運営する漫画アプリ・ウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」にて、2022年10月14日から連載が開始されました。更新は隔週金曜日に行われており、定期的に最新話を楽しむことができます。
単行本は「モーニングKC」というレーベルから刊行されています。これまでの発売ペースを見ると、およそ4〜5ヶ月に1冊の頻度で新刊が発売されています。
各巻の発売日
巻数 | 発売日 |
第1巻 | 2023年3月8日 |
第2巻 | 2023年6月14日 |
第3巻 | 2023年9月13日 |
第4巻 | 2024年1月10日 |
第5巻 | 2024年5月8日 |
第6巻 | 2024年9月11日 |
第7巻 | 2025年1月8日 |
第8巻 | 2025年5月14日 |
物語の続きをいち早く読みたい方は「コミックDAYS」を、単行本でじっくりと読み返したい方は紙の書籍または電子書籍を利用するのがおすすめです。
最新刊の発売日と内容

現在の最新刊は、2025年5月14日に発売された第8巻です。
この第8巻は、物語にとって非常に重要な転換点となるエピソードが収録されています。穏やかだった二人の日常は、昭和12年7月7日の盧溝橋事件勃発により一変します。
演習中だった瀧昌の帰還の目途が立たなくなり、なつ美は「海軍の妻」としての覚悟を問われることになります。
戦時下という極限状況の中で、二人の絆がどのように深まっていくのかが丁寧に描かれています。
特に、長く続いた不在の末に瀧昌が帰還し、なつ美に「家族なんだし、頼ってほしい」と告げるシーンは、多くの読者の涙を誘った感動的なクライマックスとして知られています。
次巻となる第9巻の正式な発売日はまだ発表されていませんが、これまでの刊行ペースから、ファンの間では2025年9月中旬頃ではないかと予想されています。
ただし、これはあくまで過去のデータに基づく予測であり、今後の正式発表を待つ必要があります。
物語と戦争の関わり

『波うららかに、めおと日和』という作品を深く理解する上で、「戦争」というテーマは避けて通れません。しかし、本作における戦争の描かれ方は、一般的な戦争漫画とは一線を画します。
この物語では、戦闘シーンや爆撃といった直接的な戦争描写はほとんどありません。その代わりに、戦争という巨大な存在が、ごく普通の夫婦の穏やかな日常に、どのように影を落としていくのかが、静かに、そして克明に描かれています。
物語の舞台である昭和11年から12年は、まさに日本が戦争へと突き進んでいく直前の「戦争前夜」ともいえる時代です。
読者は、この先に待ち受ける歴史の結末を知っているからこそ、なつ美と瀧昌が過ごす何気ない日常の一コマ一コマが、奇跡のように尊く、そして同時に切なく感じられます。
物語の大きな転換点となるのが、原作第8巻で描かれる盧溝橋事件です。この事件をきっかけに、瀧昌の不在は単なる「演習の延長」ではなく、「戦争」という抗いがたい現実によるものであることが明確になります。
夫の身を案じながらも、気丈に振る舞おうとするなつ美の姿を通して、戦争が人々の心に与える不安や孤独がリアルに伝わってきます。
本作は、戦争の悲惨さを声高に叫ぶのではなく、戦争によって失われてしまう日常の愛おしさを描くことで、静かに、しかし強く、平和の価値を読者に問いかけているのです。
気になる結末のネタバレ

ここでは、物語の核心に触れる情報、いわゆるネタバレを含みますので、ご自身の判断でお読みください。
2025年7月現在、原作漫画は完結しておらず、物語は続いています。そのため、最終的な結末はまだ誰にも分かりません。
最新刊である第8巻のクライマックスでは、盧溝橋事件の影響で長らく帰還できなかった瀧昌が、ついに家の玄関に立つ感動的なシーンが描かれます。
そして、涙するなつ美に対し、瀧昌は「家族なんだし、頼ってほしい」と、不器用ながらも最大の愛情と信頼を示す言葉をかけます。この場面で一つの区切りを迎え、二人の絆がより一層深まったことが示唆されました。
ドラマ版の最終回では、原作とは異なるオリジナルの結末が描かれました。それは、瀧昌が戦地から無事に帰還し、なつ美と再会を果たすという、希望に満ちたハッピーエンドです。
二人が蛍の舞う夜に愛を確かめ合うロマンチックなシーンで幕を閉じ、多くの視聴者から安堵と感動の声が上がりました。
しかし、原作がこの先どのような展開を迎えるかは定かではありません。時代背景を考えると、厳しい試練が二人を待ち受けている可能性も否定できません。
ただ、読者の多くは、ドラマ版のように二人が幸せな結末を迎えることを心から願っています。今後の連載で、二人の「めおと日和」がどのような未来を紡いでいくのか、注目が集まります。
波うららかにめおと日和は結局どこで読める?

この記事で解説してきた『波うららかに、めおと日和』ですが、主な購読方法は「漫画アプリ(電子書籍)」と「紙の単行本」の2つです。ここでは、特にお得で便利な電子書籍サービスを中心に、どこで読めるかをまとめます。
コミックDAYS(漫画アプリ)
講談社の公式アプリで、本作が連載されている媒体です
隔週金曜日に最新話が更新されるため、物語の続きを最も早く読めます
ポイントを使えば無料で読める話数も多く、手軽に試したい方におすすめです
Yahoo!が運営する大手電子書籍ストアです
初回ログインで70%OFFクーポンが6枚もらえるなど、割引キャンペーンが非常に充実しています
全巻をまとめてお得に購入したい場合に、最もおすすめのサービスの一つです
DMMブックス
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その他の電子書籍サービス
BookLive、コミックシーモア、Kindleなど、ほとんどの主要な電子書籍ストアで取り扱いがあります
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紙の単行本
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作品を物質として手元に置いておきたい、貸し借りをしたいという方におすすめです
波うららかに、めおと日和はどこで読める?を総括

今回のポイントを簡潔に振り返ってみましょう
- 『波うららかに、めおと日和』は講談社「コミックDAYS」で連載中
- 単行本は既刊8巻まで発売されており、物語はまだ続いている
- 舞台は昭和11年、写真婚から始まる純粋な夫婦の恋物語
- みどころは初々しい胸キュンシーンと丁寧な時代描写
- 登場人物は皆個性的で魅力的
- 2025年春にドラマ化され社会現象的な人気を博した
- pixivではファンによる二次創作(特に小説)が活発
- 最新8巻では盧溝橋事件が勃発し物語が大きく動く
- 戦争は日常に忍び寄る影として静かに描かれる
- 原作は未完結だが、ドラマ版はハッピーエンドで終了した
- 最新話は「コミックDAYS」で最も早く読める
- 全巻をお得に揃えるならebookjapanがおすすめ
- DMMブックスなどの初回クーポンを利用するのもお得
- 主要な電子書籍ストアのほとんどで取り扱いがある
- もちろん紙の単行本を書店やネットで購入することも可能
